大阪市東淀川にある、障がい者シェアハウス フィレールです🏠
フィレールでは利用者様に安心して過ごしていただくために、定期的に内部研修をしています。
今回は9月に行われたスタッフ研修の様子をご紹介します!
自閉症支援の基本のキ
今回の研修のテーマは「自閉症支援」
利用者様の中にも自閉症の方がいらっしゃいます。
「急に大声を出す」「同じ質問を繰り返す」「拒否が強い」など
支援を行う中で、どうしてこれらが起こるのだろう?といった不適応事例に対しての支援の方法や考え方について学びました。
研修目的
研修を行うにあたって、どのようなことを学び、スタッフのみんなにどんなことを得て欲しいのか。
必ず研修目的を設定し、研修の序盤に共有しています。
今回の例で言うと、研修目的は
- 利用者さんの行動の背景を考えより根拠のある支援に繋げる方法を学ぶ
- 困った行動の「見えている部分」だけに注目するのではなく、その下にある理由を探る
- 答えを教わるのではなく一緒に考える環境にする
氷山モデルの活用
研修では氷山モデルを活用し利用者さんの現状を深堀りしました。
前半は氷山モデルについて学び、事例を用いてどのように考え、
分析し、行動支援計画を立てるのかについて講義がありました📝
氷山モデルとは
氷山モデルとは、目に見える行動だけでなくその下に隠れた「特性・環境・状況」を合わせて理解するためのフレームワークのことです。
氷山モデルを使うことで、行動背景に仮説をたて、その要因をチームで共有・分析し、ご本人に合った支援をすることができるようになります。
氷山は海に浮かんでいると、表に出ている部分はごく一部です。
人の“行動”も同じで、表に見えているのは叫ぶ・拒否する・暴れるといった行動の部分。
でも、その下には“本人の特性” “環境の 影響” “そのときの状況”が隠れています。
私たちはこの“下の部分”を理解しないと、本当に必要な 支援にたどり着けません。
グループワーク
それから、予めピックアップしていた利用者さんの「困った行動」について
氷山モデルを使ってどんな特性や状況によりそれが生じたのか仮説をたてます。
その上で各グループ行動支援計画をたててもらいました。


どのグループも活発に意見を交流しながら、活動を行いました!
困った行動は「問題」ではなく「メッセージ」
研修を経て、障がいのある方への支援についてさらに知識や理解を深められたと感じます。
困った行動は「問題」ではなく「メッセージ」
困った人ではなく「困っている人」
その背景を考えることで、私たちの支援がより安心で根拠のあるものになるようにこれからも精進していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました☺️
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